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ビル・ヘイダー ポッドキャスト『Austin Film Festival's On Story』に出演 

2021/05/31

ビル・ヘイダー

ビル・ヘイダー『Austin Film Festival's On Story Podcast』出演

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ビルさんのポッドキャスト出演情報です。今回は『Austin Film Festival's On Story Podcast』にドラマ「BARRY/バリー」の共同製作者であるアレック・バーグと一緒に出演しています。

本ポッドキャストではBARRYの脚本製作プロセスに焦点を当て、ストーリづくりの舞台裏や、実際のBARRYのエピソード裏話なんかも聞けます。

私の英語力では完全に聞き取ることは難しかったので、「おおよそ、こんなこと言ってると思う」という内容でまとめています。7,8割くらいで受け止めてください。(すみません。)

音源のリンク(Spotify) >> こちら

BARRY生誕秘話

この話はあちこちで聞きますが、せっかくなのでまとめておきます。※今回のポッドキャスト以外の情報も含みます。

記憶曖昧ですが、ビルさんとアレックの2人はもともと同じエージェントに所属していたのがきっかけで、共同製作することになっていたはず。

で、2人はお互いにアイデアを出し合いながら、しっくりくるものを探していったそうです。非効率的なやり方だけど、と自虐してましたけど。

そのなかで、ヒットマンの話はどう?とビルさんが提案したそうです。はじめは渋るアレックでしたが、ビルさん自身がヒットマンを演じる、と言ったら笑い出したとか(笑)

そうしたら急に、ヒットマンを演劇クラスに通わせてみよう!という不思議なアイデアが生まれたそうです。"出会いは突然に…"なんですかね?

また、BARRYという作品にはビルさん自身のSNL時代の経験も大きく影響しています。というのも、ビルさんはSNLのパフォーマーとして活躍していましたが、一方で酷いステージ恐怖症に悩んでいたという過去がありました。

この皮肉を深掘りしていったのがBARRYなのだそうです。自分の得意な仕事が、自分を苦しめている…。バリーのヒットマンの仕事とも重なりますよね。

作品全体を通じて「皮肉」というのがポイントなんでしょうね。ヒットマンの対照的な存在として演劇クラスを選んだとも言っていましたし。私は、そんな風に思いました。

ストーリーづくりの舞台裏

BARRYの脚本は、複数人のライターチームで話し合いながら試行錯誤して作り上げているそうです。

他作品で有名なライターもチームにおり、それは素晴らしいことだけど、意見をまとめるのって大変じゃない?と、聞かれていた…と思います。(ここらへん英語がよくわからなかった。。)

その質問に対して、ビルさんは「多面的なものの見方ができるのは良いこと」と答えています。ライターチームのメンバーそれぞれの持ち味を活かしながら、脚本を練っているそうです。

そして、脚本づくりで大事にしているのは「正直でいること」だと言っていました。

感情やロジックに従うとも言っていましたが、たぶん、人間の自然な感情の流れを大切にしているんじゃないかと思います。これは、作品を見ててもわかりますよね。

BARRYの中で描かれる生々しい人間の感情は、ライターチームの率直な話し合いの中で生まれてるんだな…というのが今回改めてわかりました。

BARRYのエピソード裏話

以降、シーズン2までのネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

ここでは、ポッドキャストで取り上げられていたエピソード裏話についてまとめました。

シーズン1第1話

当初は、フュークスは怒りっぽくて意地悪なキャラクターだったらしいです。びっくり!

しかし、ヒットマンのエージェントってどんな人だろう?バリーをどうやって働かせているのだろう?とさらに深掘りしていった結果、現在のフュークスのキャラクターに行き着いたのだとか。

親しみやすく、バリーにとって父親や友人のような存在。シーズン2ではそんなフュークスとの複雑な関係性についても描かれていますよね。

もし怒りん坊なフュークスだったら、傑作エピソードのシーズン2第5話も生まれていないかも?怒りん坊じゃなくてよかった!(笑)

シーズン1第4話

私の大好きなラップトップ事件です(笑)

バリーがサリーと一晩を共にし、その直後に高額なラップトップをプレゼントするという話。

こちらは、当初、男性陣(アレック&ビルさん)は「めっちゃいいプレゼントしたぜ!」的な感覚で脚本を書いていたそうです(笑)

が、女性陣から「不気味すぎる」と反発を受け、検討を重ねた結果、現在のサリーにフラれる流れに行き着いたのだとか。

確かに、突然10数万(どころじゃない?)のプレゼントされたらビビりますよね…。

シーズン1第6話

シーズン1第6話のラストは脚本家リズ・サーノフのアイデアだそうです。

どんなラストだったかというと、暴走したテイラーがボリビアギャングの元へ車をエンジン全開にして突撃していく、あのシーンです(笑)

しかし、返り討ちに遭い、車は横転。そこでブラックアウトして終了。初めてこのシーンを見たときは私も息を呑んだのを覚えています。エンディングが無音(風の音だけ)だったのも印象的でしたよね。

彼女はこういう大胆なストーリー展開が得意なのだそうです。

リズ・サーノフはBARRYの脚本だとシーズン1第7話やシーズン2第7話でクレジットされています。どちらも、手に汗握るエピソードだし、ストーリーの中核をなすエピソードですよね。すごい手腕を買われてのことなのでしょう。

また、彼女は有名ドラマ「LOST」の脚本も担当していたそうです。(私は見たことないけれど…。)

シーズン1第7話

マクベスのシートン役としてバリーが迫真の演技を見せた、あのシーン

バリーの演劇とヒットマンの仕事中での悪い出来事が重なって、良い悲しみの演技ができるようになるという構想は元からあったそうです。

しかし、その"悪い出来事"は当初は友人のクリスではなかったらしいです。

なのですが、その後「演技の引き出しが友人のクリスを手にかけたことだったら?」というアイデアが生まれて、そのときはピースがピタッとハマるような感覚だったそうです。

もし、これがクリスの話じゃなかったらシーズン1の印象全然違いますよね。それくらい大きなシーンです。凄いアイデアっていつどこで生まれるかわからないですね!

シーズン2第1話

シーズン2の演劇クラスでは、自分を形づくった過去を題材にオリジナルの脚本を書いていましたよね。

第1話のバリーの従軍経験の話は、バリーにとっては仲間として受け入れられた初めての経験であり、最良の思い出と言っても過言ではありません。

しかし、途中から参加した演劇クラスの2人はバリーの話を聞いて、バリーがショックを受けていように演じていました。実際は、全く違うのだけれど。

バリーは彼らの姿を見て、このコミュニティに所属したくてたまらないけど、本当の意味では分かち合えないことを悟るシーンでもあるとビルさんは言っていました。

というのはさておき、このシーンをきっかけにシーズン2が展開されていくと言っても過言ではないめちゃくちゃ重要なシーンです。

しかし、元はこのシーンを4話に入れるつもりだったのだとか(笑)それが、アレックの発案により第1話の終わりに持ってきたそうです。

やはり、複数人でアイデアを出し合うって大切なんだなと痛感しますね。BARRYの面白さの源を垣間見た気分です。

おわりに

最後にどうでもいい話を。

このポッドキャストでは何回かBARRYの実際のシーンが英語音声のみで流れるんですけど、私はセリフの冒頭を聞いただけで、どのエピソードのどのシーンかを把握し、映像が脳内再生されます。

おかしなくらいBARRYを見続けたおかげですね。自分でもドン引き(笑)

ただ、シーズン2に関してはまだまだ見足りないので、まだこの域には達していないですね。シーズン2もあと数周が必要かなと思っています。

…本当にどうでもいい話ですね。

それはさておき。ビルさんの話を聞くと、BARRYがさらに楽しめると思います。ぜひ、このポッドキャストも聞いてみてくださいね。

今回はこの辺で。では、また。

プロフィール

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洋画や海外ドラマが好きです。特に、コメディ作品が大好きで、よく視聴しています。また、俳優兼コメディアンのビル・ヘイダー氏のファンでもあります。

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