ビル・ヘイダー SXSW 2021 インタビュー
SXSW 2021 (*1) にて、アレクシー・パパスさん (*2) によるビル・ヘイダーへのインタビューが行われていました。YouTubeにその時の動画がアップされています。
インタビュー 概要
メインテーマは「メンタルヘルス」についてです。
ビルさん自身の不安障害について、SNL時代の経験談や、症状との向き合い方など、とてもオープンに話してくれています。
動画(YouTube)のリンクは >> こちら
インタビュー 詳細
インタビュー内容についてですが、SNL時代の話は既出の内容がほとんどで、あまり目新しい情報はありませんでした。
ですが、このインタビューでは特に「人生におけるメンター」についての話が印象的でした。以下では、その話を中心に簡単にまとめて紹介します。
インタビューアーのパパスさんもビルファン?!
どうやら、インタビューアーのパパスさんもビルファンのようです。同士よ!(笑)まずは、その点からお伝えします。
パパスさん自身も幼少期のトラウマや、オリンピック後の鬱に悩んだ経験があり、そのことを本にされたそうです。なんと!そのパパスさんの本の中にはビルさんも登場しており、冒頭はその部分を紹介してくれました。
というのも、ビルさんは、以前パパスさんが企画した作品への出演オファーのお断りの電話をしたことがあったそうです。そのときのことが本に書かれていて、パパスさんとしては憧れの人が自身のオファーを真剣に考えてくれたことがとても嬉しかったのだとか。
人生のメンター、ビル・ヘイダー
ビルさんが憧れの人だと言うパパスさんは、ビルさんの存在がある種のメンターのようだとも言っていました。…わかる。謙虚なビルさんの言葉から学ぶことはとても多いんですよねぇ。
勝手な想像ですが、彼女が自身のメンタルヘルスについて執筆したのも、ビルさんの「Child Mind Institute」でのビデオ (*3) がきっかけだったのかもしれませんね。
*3:ビルさんが自身の不安障害についてオープンに話してたビデオ。その真摯なメッセージが世間的にも高く評価されています。
ビル・ヘイダーの「人生のメンター」は?
そして、ビルさんにとってのメンターは?という話になり、ビルさんは自身のおじいちゃんに強く影響を受けていると話していました。
ビルさんのおじいちゃんはビルさんが17歳の時に亡くなられてしまったそうなのですが、少年時代のおじいちゃんとの思い出について、次のように言っています。
彼が何か特別なことをしてくれたとかではなくて、いつも親切にして、僕を受け入れてくれたんだ
具体的なエピソードとして、幼い時におじいちゃんと一緒に本屋に行った話もしてくれました。そのとき、好きな本を買っていいよ、と言われて子供向けの棚に向かったら、おじいちゃんに止められて、SFコーナーに連れていかれたのだとか。そこで、ビルさんが選んだスティーブン・キングの本を買ってくれたそうです。
子供のころに大人が読むような本を買ってくれたことが、ビルさんの自信に繋がったと話しています。
感想
私はこの本を買ってくれたエピソードを聞いて、その気持ちすごくわかるな~と思いました。子供のころにちょっと背伸びして難しい本を読みたくなる時期はきっとある、はず。
そのときに、「まだ(読むには)早いんじゃない?」なんてバカにせずに、「それ読みたいの?なら、読んでみなよ」と大人が背中を押してくれるのは子供としてはすごくうれしいよなぁ、と大きくなった今、改めて思うのです。
同じ目線に立って話してくれる、自分の考えを気にかけてくれる、子供のころにそんな大人が身近にいてくれるかどうかは、その後の将来にも結構影響したりして。
子供のころ、そんな大人がいてくれたらなぁ...と、思う気持ちもあるのですが、今更後悔してもどうにもならないですよね。なので、私自身が若い世代と関わる際には、同じ目線で語れるクールな大人を目指そうと思います。
ということで、とても良いインタビューでした!お時間あればぜひ聞いてみてください。最後に、パパスさんがビルさんに贈った言葉を私もビルさんに贈りたいと思います。
You're like a sun to me.
では、また。
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