映画感想「インビトゥウィーナーズ／思春期まっただ中」英国発！青春おバカコメディの傑作

特に、夜の海のシーンとか。ウィル役サイモン・バードが素晴らしい演技を見せてくれました。あの驚きと戸惑いと喜びが入り混じった表情！もう、やったーーー！よかったねーーー！って、みんな祝福してます。私も画面越しにガッツポーズ（笑）

後は、ニールが意味不明だけど、人生の深イイ教えを授けるシーン。GODとDOGって何だよ！と思った矢先、考えすぎずに今を楽しめよ！と。脈絡があるのかないのかよくわからないけれど、ウィルが求めているであろう言葉をかけてくれたり。でも、それを狙って言っているとも思えないのがニールというキャラクターなのです。

極め付けは、4人でエンジョイした後、グロッキー状態になってしまったウィルを介抱するシーン。あのジェイが自分のベッドを譲ると言い出すなんて…感動です。

お互いをバカにしあってても、困ったときには助け合うし、お互いに文句を言いながらも、一緒にいると楽しいんですよね。

というように、おバカコメディの根底には、普段は表に出さないハートフルな部分もあって。それがふとした瞬間に垣間見えるんですよね。しんみりした音楽が流れたり、ドラマチックな演出がされるわけではなく、あくまで、さりげなく。

多分そう言う点も（イギリスで）人気の理由なんだろうなぁ、と思います。

くだらないおバカコメディっぷりは健在

と、なんだか友情面にフォーカスした感想になってしまいましたが、本質はおバカコメディです。くだらなくて、どうしようもない奴らを笑う作品なのです。

子供相手にムキになったり、妙な理屈をコネて人を不快にさせたり、親切にしてくれる女の子にフられた元カノの話ばかりしたり、調子に乗ったら怖い人にどつかれて泣き出したり。

数えきれないくらいのおバカシーンが詰め込まれています（笑）

爆笑必須のダンスシーン

そして、忘れてはいけない、エルボーダンス（笑）

バーでのダンスシーンは何度見ても笑っちゃいます。妙な踊りで近づいてくる集団とか恐怖しかないですけど、最終的に受け入れる女子4人組は心が広いですよね。

このダンスシーンは本作の中でもひときわ強烈な印象を残しているので、当時はあのダンスが流行ったとか、流行っていないとか。その影響なのかは定かではありませんが、あのワン・ダイレクションのMVにも似た踊りがあります。

動画（YouTube）のリンクは >> こちら

2:20あたりです。どう思いますか？（笑）

映画「インビトゥウィーナーズ／思春期まっただ中」には続編も

実は、本作の続編「The Inbetweeners Movie 2」があります。しかし、こちらは一向に日本で配信される気配もなく…。私は…見る機会に恵まれて、見たんですけど、相変わらずで面白いです（笑）

大まかな内容としては、突然ジェイがオーストラリアに移住しているところから始まり、仲間にお決まりのビッグマウスっぷりを披露します。それにつられて、大学（などの）生活がパッとせず、くすぶっている残り3人がジェイに会いに行くという話です。

本作の女子も（一部）登場しています。ルーシーはいわゆるヤンデレ？彼女に変貌し、手に負えない状態になりつつも、サイモンは別れられないままでいます。（サイモンらしい？）そしてジェーンはジェイと別れ、今はどうしてる？というのが話の中心でした。

ネタバレすると、実はジェーンもオーストラリアにいたのです！そう、ジェイは未練たらたらで、ジェーンと復縁したいがために移住してたんですね。ジェーンを探す道中で数々のトラブルに見舞われながら、やっとのことで再開したものの、最後はあっさり「ムリ」と切り捨てられて終わります。…実にこの作品らしい（笑）

続編は本作ほどの面白さはないのですが、シリーズのファンなら絶対に楽しめるので、日本でも配信してほしいところです。

おわりに

ドラマ版の配信が終了し、唯一この映画版だけが残っているという現状です。せめて、この作品だけでも存続してほしい。そのためには、多くの人に広めなくては！と、この弱小ブログから愛を込めてお届けしました。

ということで、今回はこの辺で。