個性的な海外コメディドラマ3選
今回は、ハマる人はハマる、個性的なコメディドラマを3作品紹介したいと思います。
私としてはどの作品もおすすめなのですが、もしかすると個性が強すぎて人によっては笑えない…可能性も(大いに)あります。もし、全部好き!という方がいたら、それだけで大親友になれるかも?
どうでもよい前置きはこのへんにして、早速はじめましょう。
選出理由
今回は現在(2021年5月)、日本で視聴可能な作品を中心に選びました。
ふと「変なドラマって何かな…」と考えたときに思い浮かんだ2本と、その2本とちょっと似てる比較的まともな1本を選んでいます。…お気付きのとおり、気分で選びました。
全く理由になっていないですね。
「ウェット・ホット・アメリカン・サマー:キャンプ1日目」
原題:Wet Hot American Summer: First Day of Camp
公開年:2015
話数:8話
1話あたりの放送時間:30分
◆雑なあらすじ
キャンプ・ファイヤーウッドでのサマーキャンプ初日。みんな、これからのキャンプ生活に期待で胸を膨らませている。しかし、キャンプ場では何が起こるかわからない。キャンプ中に、遊んだり、喧嘩したり、恋したり、巨大な陰謀に巻き込まれたりしながら、子供たちは大人になっていくのである…。そんな、キャンプ初日の盛りだくさんな出来事を追った1作。
…あらすじ難しい。。ちゃんと伝わってない気がしますが、とりあえず、サマーキャンプの初日におかしなことが次々と起こるドラマだと思ってもらえれば大丈夫です。
◆ひとこと
本作は、私がこれまで見た作品の中で1番奇妙なドラマだと思っています。全く理解不能だけど、とにかく勢いで笑わせてくる姿勢を許容できるなら、楽しめる…はずです。
本作は2001年公開の映画の前日譚にあたるドラマなのですが、ドラマがキャンプ初日を描いているのに対して、映画ではキャンプの最終日を描いています。ちなみに、この映画は一部のファンから熱狂的な支持を集めているそうです。
そのため、映画を見ていれば楽しめるネタが随所に散りばめられています。でも、ドラマだけ見ても十分に楽しめます。私もドラマから見てハマりました。…というか、そもそも映画を見たところで意味不明なストーリーには変わりない気がします。
そして、映画の後日譚にあたるドラマ「ウェット・ホット・アメリカン・サマー:あれから10年」もあります。正直こちらはそこまで面白くないので、とりあえず本作をエンジョイするのがおすすめです。
あと、本作はキャストが豪華なのもウリですよね。エイミー・ポーラー、ブラッドリー・クーパー、ポール・ラッド、などなど。コメディ界のスターが勢ぞろいしています。が、彼らはティーン役で登場します。映画版の時点でも既にティーンには見えませんでしたが、映画公開から10数年後に製作されたドラマでもほぼ全員続投しています。なので、開始から異様な空気を感じ取れると思います(笑)
「バイス・プリンシパルズ シーズン1」
原題:Vice Principals
公開年:2016
話数:9話
1話あたりの放送時間:30分
◆雑なあらすじ
ノースジャクソン高校の2人の副校長、ギャンビーとラッセルは犬猿の仲。現校長の退職が近づき、2人は次期校長の座を巡って争っていた。しかし、新校長には全く知らない外部の人が就任?!憤りを隠せない2人は、新校長をその座から退けるために協力することになる…。
◆ひとこと
本作はなんと表現するのが適切なのか悩みますが…ちょっとゲスかったり、野蛮だったりします。と言うと、ネガティブな印象を受けますが、それが本作の面白さであり、個性なんです。(?)
たぶん、2人の副校長が置かれた状況って多かれ少なかれ共感できるものだと思うんですよね。期待してたけど、なんか違う人が昇進したわ。みたいな。普通の人ならしばらくふてくされた後に受け入れると思うんですけど、ギャンビーとラッセルは違います。
新校長を引きずり下ろすために…色々やります(笑)暴れたり、裏工作したり。本作はこのちょっと行き過ぎな2人の様子を笑う作品です。なので、道徳的に正しくない行いは絶対に許せない!という人にはおすすめできません。
本作は、主演のダニー・マクブライドが製作にも関わっています。ダニー演じるギャンビーは、いつも威張ってる嫌な先生の典型例なんですよね。そんなギャンビーが時折落ち込んでめそめそするんですけど、ダニーはこういう役がとてもよく似合うと思います。嫌な奴だと思っていたギャンビーが、いつしか好きになっているはず。
あと、本作にはシーズン2もあります。こちらも面白いですが、話が続いているので、シーズン1から見ることをおすすめします。
ちなみに、本作の主要キャストはダニーの新作ドラマ「The Righteous Gemstones」にも出演しています。こちらもかなり癖が強く、本作がよりパワーアップしたような作品です。(超リッチなテレビ伝道師一家を題材にしたコメディです。)シーズン更新も決定していますし、HBO作品なので日本に上陸してほしいですよね。
「コブラ会 シーズン1」
原題:Cobra Kai
公開年:2018
話数:10話
1話あたりの放送時間:30分
◆雑なあらすじ
1984年の空手大会から34年の時が経ち…。決勝戦で負けたジョニーは、今は冴えない暮らしを送っていた。あるとき、同じアパートに越してきた少年ミゲルがいじめっ子たちに絡まれているところに遭遇する。ジョニーは久々の空手でいじめっ子を撃退すると、その姿を見ていたミゲルに空手を教えてほしいと頼まれる。最初は断るジョニーであったが、ひょんなことから宿敵ダニエルとも再会し、一念発起して古巣の道場「コブラ会」を立ち上げるのであった…。
◆ひとこと
ミスター・ミヤギでお馴染み、ベスト・キッドの続編ドラマです。今回選んだ3作品の中では1番一般向けな内容だと思います。ストーリーは王道ですが、設定やネタは個性的な気がしたので、今回選んでみました。(雑?)
80年代からアップデートできていないジョニー先生と、いじめられっ子の少年ミゲルのバディもの、とも言えるのですが、2人の凸凹感が面白いです。気弱で優しい少年に80年代のいじめっ子魂を叩き込むジョニー先生(笑)
この時代に拳でものを言うストーリーも珍しい気がするのですが、現代っ子たちと交流していく中で、ジョニー先生自身も価値観を見つめ直していきます。旧時代的なジョニー先生の言動は面白いだけではなく、少しほろ苦くもあって、ストーリーとしてもすごくよくできていると思います。
ただ。本作を見る前に映画「ベスト・キッド」(1984)は見ておいた方が良いです。ネタがたくさん盛り込まれているので、知らないと面白さが3割減くらいになってしまうかも。映画の続編については、本作のシーズン2、シーズン3と続けて見ていくのであれば、見ておくと良いかも?という程度です。
本作のシーズン2、シーズン3はミゲルを中心とするティーンのゴタゴタがメインになってしまっているので、ジョニー先生を中心に話が展開されていくシーズン1がおすすめです。
おわりに
今回は過去に見た作品を語りたくなったので記事にしてみました。1記事分書くには作品の見直しが必要だけど、この程度のあっさり感想なら記憶を頼りに書けていいですね。
書いてて楽しかったので、そのうち、英国コメディ版も作ってみようかと思います。(今回の3作はすべてアメリカのコメディです。)
作品選びの参考になれば幸いです。
今回はこのへんで。では、また。
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